
今回は、京都で三つ目の三国岳と養老山の黄葉を楽しんで来ました


(写真は、境界尾根から見る三国岳)
三国岳(みくにだけ/さんごくだけ)は、日本各地に見られますが、
京都には三つの三国岳があります。
標高順に一番高いのが、京都府(南丹市・京都市)と滋賀県(高島市)に跨る、丹波高地の959m の山で、丹波国・山城国・近江国にあるので、
三国岳(さんごくだけ)と呼ばれています。
二番目は、京都府南丹市・滋賀県高島市・福井県おおい町に跨る、 比良山地の776mの山で、丹波国・近江国・若狭国にあるので、三国岳(みくにだけ)と呼ばれます。
三番目が、今回訪ねた京都府(舞鶴市・綾部市)と福井県高浜町に跨る、丹波高地の616mの 山で、丹後国・丹波国・若狭国にあるので、三国岳(みくにだけ)と呼びます。
今回は、綾部市側の老富町からのピストンで行って来ました。
今回の軌跡



先日の国宝二王門や光明寺・君尾山とは谷を挟んで北方向に、
直線距離で5kmほどの所にあります。
今回は府道1号で府県境手前の老富町までやって来ました

集落の奥で舗装が切れた所に林道との分岐があるので、
路肩の広い所に停めてスタート 07:55
林道を10分も歩けば関電巡視路との分岐が胡麻峠の入口。

石ゴロの草むらを少し登ると老富の水源なる看板がある。

小さな沢を渡り倒木の多い谷を詰めて行くが、
潜るには低く、跨ぐには高い中途半端な倒木に悩まされる

やがて、少し歩きやすくなって来ると自然林の黄葉が見られ


黄葉が始まったミツマタの群落へやって来る。

ミツマタの葉っぱが黄葉するのを初めて見た

谷の終盤は広い道で如何にも峠道らしくなって来る。
ジグザグに登り切ると、胡麻峠に飛び出す 08:55

三国岳から先に登る事にし、右の境界尾根を登って行く

頭上にはウリハダカエデが見事に紅葉している


モミジにコナラの黄葉も見頃のようだ。

ダンコウバイも綺麗に黄葉している


小さなピークを越えて、自然林の境界尾根を登って行く


伐り払われた斜面をひと登りで鉄塔・高浜25へ飛び出す。

数m先が三国岳山頂


展望は鉄塔の方がいいので、戻ると目の前に青葉山が見えている。

南方向は北山の山並が一望出来る


鉄塔の建つ境界尾根の先に、これから向かう養老山が見える。

胡麻峠へ戻り、境界尾根を西進し養老山へ向かう。
巡視路のプラ階段ありのアップダウンを繰り返し進むと、
木々の間から舞鶴湾と先月登った双耳峰の由良ケ岳が見えている。

P655にはPHさんのプレートが掛かっている。

急斜面を下って、振り返ると三国岳が見えている(冒頭の写真)
ここから先は比較的なだらかな尾根歩きで黄葉が楽しめる

モミジの紅葉は見頃になっている


コシアブラは綺麗なレモンイエローで目を引く


やがて、北側が伐り払われた夢見台へやって来る 10:55

北側が一望で、眼下に舞鶴湾と周囲の山並。

望遠で見ると港には新日本海フェリーが停泊している。

正面には、多祢寺山から空山、大谷山が見えている。

歩いて来た境界尾根と青葉山も見える。

高圧線に沿って、なだらかな尾根歩きで

木々に囲まれた養老山へやって来る


二等三角点も設置されている。

山頂は全く展望がないので、夢見台まで引き返す事にする。
尾根沿いの黄葉は丁度見頃でついつい



コナラ、モミジと鮮やかな紅葉にウットリ!


夢見台に戻り、大休止



休憩後は、黄葉を楽しみながら来た道を戻って行く


残念なのは立ち枯れのナラの木が無かった事かな

胡麻峠から倒木に悪戦苦闘し駐車地点に戻る 13:40
京都で三つ目の三国岳と養老山で黄葉を楽しんだ

総距離:8.1km
14,727歩の ちょこっと山歩き

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この記事へのコメント
おぎひま
3国境で三国岳、、判り易くてイイですね。
それが3つもあるとは贅沢ですよ。
東京都の最高峰・雲取山は、東京・埼玉・山梨の境目ですが、
旧国名だと2国境になってしまいます。。
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、京都には旧国名が山城、丹波、丹後と三つもありますし、現在の府県境が接する所もあります。
雲取山も三つの都県境に接していますから、現在の三国岳になりますね。でも、山名は熊野の大雲取山からの由来が優先しているんでしょうね。
山ちゃん
こんにちは
いつも気持玉を有難うございます
今回は、京都で三つ目の三国岳へ行って来ました。
残念ながら若狭の方は展望が僅かでしたが、丹波と丹後は遠くまで見渡せました。
おまけに、養老山まで足を延ばして黄葉を楽しんで来ました。
izumi
京都のこんな所にもあるんですね。
知りませんでした。
黄紅葉もなかなかですね。
こちらも、メモしておきます。
山ちゃん
いつもコメントを有難うございます
ハ~イッ、養老山は鈴鹿だけじゃないんですよ
でも、本当は舞鶴の与保呂集落が訛って養老になったと云われているようです。今回のように綾部側から登ると春先はミツマタの群落で超有名な所ですよ
山ちゃん
いつも気持玉を有難うございます
今回は、京都では三つ目の三国岳へ出掛けてきました。三国が見えると期待していましたが、若狭は少しでしたが、二国は十分に見渡せました
おまけで、養老山まで足を延ばしましたが、見頃の黄葉に堪能でした
山ちゃん
拙いブログに気持玉を有難うございます
今回は京都で三つ目の三国岳へ行って来ました。
三つの中には福井県と跨っているのが二つありますが、今回が一番の展望がありました。
福井県とは若丹国境で楽しい山が出来ますし、何よりも海が見えるのが嬉しいです。
miyo
綾部の三国岳、miyoも登山口探しに行ったのですが、ランクル駐車は迷惑なるかな?と思い、確認だけしたまま終わってました。💦
養老山もあって、なかなかいい山の様ですね~
温泉スタッフがエビネが咲くのよ~と言ってましたよ!
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
いや~あっ、登山口探しに行かれた事があったのですか
集落の奥にはランクルでも十分に停められるスペースがありましたよ。でも、胡麻峠への道は倒木が多くて難儀しました。三国岳だけであれば、巡視路から登る方がいいと思います。養老山は展望が無いので面白くありませんが、エビネが咲くのであれば、リベンジする必要がありそうですね